ピアノ教室便り5月号。

もう5月。こどもが主役の5月。
世界を見れば、こどもの自由が奪われる侵略戦争。

国内に目を向ければ、悲しい児童虐待などの事件。

大空に鯉のぼりを泳がせ、名前旗を掲げて成長を祝う。

こんな事も少なくなってきたなぁ。
ピアノを弾ける、勉強出来るっては幸せだなぁと感じる。

ちっちゃくなっちゃった👂

メトードローズは、うちの教室ではよく使います。

幼児期から自分も使っていたが、どうもここ数年メトードローズがあまり正しく評価されていない気がしていたが、

一年位前から、ムジカノーヴァでもメトードローズの特集が連載されたりと、今一度使い方が注目されている。

とにかくデッかいのが幼児期のインパクトとしてあった。

音符も字もデカいが、字と言い回しがちょいと古めかしくて。。味ではあるが。

なんとそれが、新装版になりましたね。

数えなさい!と厳しい口調が、
かぞえましょう♪に。

安川先生からビシッと言われてる気が少し薄れた感はあるが、時代だね。

他にも、フォントやふりがな、言い方も大幅に変わってます。

しかし、ギリギリのところで紙をカットしてる感すごい。

デザインとしては余白なしで、ちょいと変だが、
音符がデカいのもメトードローズらしさ。
そこは譲らなかったところが、さすが!

サイズ感を示す為、鍵盤まで写してます。エストニアを強調しているわけではありません。

雰囲気も少し変わりますね。現代っぽい。

ハーフペダル。

ショパンでは多用することになるハーフペダル。
今日はワルツの中で生徒に教えた。

フルスロットルではなく半クラ状態。

と言っても全然伝わらない。

セナがアクセルとブレーキを片足だけで操作しているアレ。

これも伝わらない。

でも、それ一番わかりやすい例えな気がする。

やはりピアノもマシンも、昔のものなのだなぁと改めて実感。

レッスン室内、ちょこっとリニューアル🎹

新年度からのレッスンコースの新設に伴いリニューアル。

①TVは視聴覚勉強の為のもの。
作曲家の生まれた故郷やゆかりの地、現地の文化などを視覚的によりリアルに曲に反映させられるかなぁと。

時には、オーケストラやバレエ音楽などを観て、孤独であるピアノ弾きのみんなに、音楽の中に多種多彩なあれこれを感じてもらいたい。

②ホワイトボードは、楽典や音楽史などの座学の際に。

③白机は【親子レッスン】の保護者勉強用。
真横からレッスンの様子をしっかり書き留めていってくださいね。こちらから質問も投げかけますよ(^^)

小さくて見えるかなー、
ひな人形も、折り紙工作であるよ🎎
欲しい人は持って帰っていいよ。

ミニミニ待合スペースは、お絵かきや本を読んで遊んでね。
描いたものや作ったものは、壁に貼って帰ってね。

作曲者目線に納得。

最近は楽典本を色々買って読んでいる。

これは良いね!

専門に学ぶ訳ではなくても、音楽の浅く広くは意外と大切なこと。
どうやったら子どもたちが、より身近に楽譜や作曲者を感じてもらえるか。
レッスンの中でもさまざまな工夫はしていますが、
やはり楽典は大切。

しかし、楽典はどれも堅苦しくて。ほんとはそんなものなんだけどね。しかし、子どもが興味を持たなければ、学んでも意味がないし吸収しない。

この本は結構なるほどがいっぱい。
特に、音楽記号編はね!

「こども作品といえば、もう。」というくらいの作曲家の轟千尋さんの著。

素晴らしい視点ばかりで、「そうだよねー、これ気づいて欲しいんだよね」と私も納得しきり。作曲家としてピアノの先生としても頷ける点盛り沢山。

こども向けの楽典本は沢山ある。
しかしどれもピンと来ないなかで、これはほんとによく分かる。

なので、新年度よりこの音楽記号本はレッスンの選定教材といたします。

これに、楽典知識と時代別知識はいそべ先生がフォローしていけば、活用出来そうです。