5月に控えている発表会。
テーマは「ジャストサイズ」
それぞれの子供たちのレベルにジャストサイズな曲を選曲しています。
発表会の考え方でいけば、
発表会での曲は、その子の現状レベルよりワンステップ上で、それを機に更なるステップアップを、というのが通例だと思います。
以前から私が感じていたことですが、
半年も前から、難しい曲を必死で学ぶことの頑張る労力と、それを終えた時に習得できたものとが、コストパフォーマンスがどうも合わない気がしていました。
それよりも、段差の小さい階段(毎回のレッスンで持ち帰る課題)を着実に歩んでいく方が、心も穏やかに無理なく過ごせます。
2ヶ月前や1ヶ月前も、幼児から小学校低学年では選曲したものを変更したりしています。
これは、あまりにもその時期の子どもの吸収能力がズバ抜けているからです。
一週間で劇的な進化をしていくことは当たり前のように見受けられます。
それならば、その成長を一旦止めてまで難曲にぶち当たるのではなく、日々登ってきた階段のその時点のジャストサイズなものを演奏すれば良い。
いそべピアノ教室は、発表会をそういう位置付けで考えています。
発表会は、日々の成果を本番一発にどれだけ表現できるか。
ステップアップは日々の中で。
これまでは、「兎と亀」の兎をあたかも正論のように誰の為だか分からないような感じでやってきたのではないかと感じています。