物語。

人生も一つの物語。
音楽も一つの物語と言っていいでしょう。
始まりから終わりまで、どんな物語が展開されていくのか。

一見何の変哲もない(と言ってはモーツァルトに大変失礼だが)楽譜も、曲想に合わせて登場人物や展開をつけていくと、まるで一枚の絵画、いやストーリーということであれば掛け軸だろうか、そんな風に見えてくる。

実にシンプルに洗練された五線譜と音符達。西洋音楽史にとって普遍的で完全なものであるに違いない。
シンプルさ故に、その中身や背景を作ること、命を吹き込むことは簡単ではない。
そこに物語を作れた時、絵として見えた時。それは曲をものにしたという時だろう!

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